日本に米文化が渡来したのは東南アジアや中国南部 朝鮮半島に広まりやがて弥生時代に日本に到達します 東南部のモンスーン地帯で水も豊かな米の栽培に適した地帯です
水があれば魚もいますまた残飯などを食べてくれる豚も手が掛からないことから広く飼育されてました 米魚豚の食文化の出来上がりです
魚から調味料となる漁醤も作られました それが伝播の過程で大豆に置き換わり日本では醤油と味噌中心に材料の麹には米を使いまた魚と米お発酵させたなれ寿司は現在の握りずしに発展していきました 和菓子の多くは米から作られ日本酒やお酢も原料はお米です稲作が伝わってから人々は食料の備蓄が出来るようになりました集落の備蓄は富の表れ 土地や水 食料をめぐる争いや配分をとうして支配階層が誕生しやがて古代国家が形作られます 大和朝廷が律令制敷いたとき手本になつた中国では田と畑に課税したのに対し日本では田だけ それだけ米つくりに重要視したのだろう
豚の場合はどうでしょう弥生時代の遺跡では豚の骨も発掘されていますところが途中から日本人は豚を食べなくなりました 水田で栽培される稲は非常に繊細な作物です
多くの労力を要し収量は天候などに大きく左右されます米は聖なる食べ物として神話や信仰と結びつき厳粛な稲作儀礼が行われると同時にさまざまな禁忌もうまれてきました肉を食べると稲作が失敗すると言う肉食のタブーもその頃から出てきたものと思われます必須アミノ酸の不足分を補うために魚の重要性はますます発展してきました
現在でも米が重要視され葬儀のとき線香でなく洗米を捧げる新葬祭があります
このように重要視してきた米文化を大切に後の世代に渡していきたいものです
日本の農業が危ないのを危惧してます
PR